今回は、戸建て購入を検討しているファミリーの方のための参考情報として、「3階建ての戸建て」についてお話しします。
3階建てを選ぶことにはどんなメリットとデメリットがあるのかを挙げていきますので、「2階建てか3階建てか、どちらを選ぶか迷っている」という人はぜひ参考にしてください。
戸建て購入において3階建てを選ぶメリット
戸建て購入において、3階建て戸建てを選ぶことのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
●比較的狭い土地にも建てられるため立地の良いところを選びやすい
●土地が狭くても2階建てと同程度の延べ床面積にできるので、土地代も安くつく
●同じ土地面積の2階建てと比べると広い居住スペースが確保できる
●2階建てよりも「階層ごとに用途を区切る」という使い方がしやすいため、生活空間にメリハリをつけられる
●おもな住空間を2階にすれば、いざという時の水害対策にもなり得る
●2階建てと比べると最上階の眺望が良い
●住宅密集地であっても吹き抜けを利用すれば日当たりや風通しもある程度確保しやすい
これら数多くのメリットの中でも、特に大きいと考えられるのは「立地の良さ」ですね。
将来的に売却や賃貸物件としての活かし方を考えている場合も、「買い手や借り手がつきやすい好立地を選ぶ」というのは必須条件となりますので、立地を妥協したくない方には3階建てはおすすめの選択肢です。
戸建て購入において3階建てを選ぶことのデメリット
戸建て購入において、3階建て戸建てを選ぶことにはデメリットもあります。
おもなデメリットは以下のとおりです。
●2階建ての戸建てと比べると建築費用が高くつく
●工期も2階建ての戸建てよりも長くかかる
●2階建ての戸建てよりも高さがある分、揺れやすい傾向があるので耐震性を重視する必要がある
●第一種および第二種低層住居専用地域は10m（または12m）の高さ制限があるため、3階建て戸建ては高さに気をつける必要がある
●家の中の移動負担が大きい
●掃除の手間も2階建てより多く感じがち
「建築費用の高さ」というデメリットについては「土地代の安さ」で相殺できるという考え方もあるかもしれません。
しかし、足腰が弱くなった際に屋内の縦の移動が負担になるなど、将来的に考えられるデメリットも頭に入れて検討しましょう。
まとめ
今回は、戸建て購入において「3階建て戸建てを選ぶ」ということのメリット・デメリットをご紹介しました。
マイホームに何を望むのかが大きく関わってきますので、「自分たち家族にとって、3階建て戸建てはメリットとデメリットどちらが大きいと感じるか」をよく考えて検討しましょう。
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