家の任意売却を考えているもの、どのような方法なのか、まだあまりくわしくない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
返済をうまく立て直すためにも、特徴や流れなどはよく確認してから利用するのがおすすめです。
今回は、任意売却にあたって知っておきたい基本的なポイントとして、メリットとデメリット・流れ・注意点などを解説します。
家を任意売却するメリットとデメリットとは
任意売却のメリットは、まず競売や公売よりも高値がつきやすいことです。
競売や公売ではどうしても安値になりやすく、残債が減りにくいうえ、売却にかかる手数料や新居への転居費用なども基本的に売主の自己負担とされます。
任意売却のほうが残債を減らしやすく、売却手数料や転居費用などの自己負担も避けやすいです。
さらに、家の売却時にプライバシーが守られやすかったり、自宅を売ったあとの残債が分割返済にできたりもします。
任意売却のデメリットは、売却希望者の意向だけでは利用できないことです。
家のローンが完済されていないので、任意売却には金融機関や連帯保証人の同意が欠かせず、住まいを売れるかどうかは関係者の意向に左右されてしまいます。
家を任意売却する流れや方法とは?必要書類や売却期間も解説
家の任意売却は、以下の流れで進めます。
●ローンの残高証明の取得
●仲介の依頼と販売方針の打ち合わせ
●関係者への許可申請
●買い手の募集
●決済
方法は基本的に仲介であり、一般的な不動産売却と同じく市場の買い手を募集します。
最低限必要な費用は、「成約金額×3%+6万円+消費税」で決まる仲介手数料と、抵当権解除のためにかかる登記費用の2つです。
そのほか、売却する家の不用品を片付ける費用など、状況に応じてそのほかにも出費が発生する可能性はあります。
必要な書類は、家の購入時に渡されたもの一式や印鑑証明書、権利書などです。
売却期間は3~6か月であり、長引くと強制的に競売へと移行してしまいます。
家を任意売却する際の注意点とは
任意売却の注意点は、通常の不動産売却に比べて手順が多い関係で時間がかかることです。
それゆえに1日でも早く手続きを始めたいところですが、金融機関への返済を6か月ほど滞納しないと任意売却はできません。
そうかといって対応が遅れると債権者に家を差し押さえられ、競売へと入ってしまいます。
タイミングやスケジュールが総じて厳しいので、方法は早めに確認し、しかるべき時期が来たら速やかに動き始めるとよいでしょう。
なお、任意売却は競売よりは高値がつきやすいとはいえ、通常の不動産売却に比べると安値になりやすい点にもご注意ください。
まとめ
任意売却は多少の制限や不確定要素はあるものの、競売よりは有利な条件で家が売れ、返済を立て直しやすいです。
ただ、任意売却ができるタイミングや期間は限られているので、流れや方法などは余裕があるうちに確認しておくと良いでしょう。
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