「実家を相続したけれど住む予定がない」などの理由から、いらない家を持て余していませんか。
そうした家を放置すると思わぬトラブルが発生することがあるため、できるだけ早く処分することをおすすめします。
今回はいらない家を早く処分すべき理由と処分方法、処分する際の注意点を解説します。
いらない家を早く処分すべき理由とは?
いらない家を所有していると、固定資産税や町内会費などの費用を負担しなければならないほか、管理責任も発生するため、できるだけ早く処分することをおすすめします。
とくに注意が必要なのは、いらない家が自宅から離れた場所にあり、管理が行き届かない場合です。
適切に管理されていない家は放火や不法投棄のターゲットにされたり、不審者が住みついたりするおそれがあるうえ、老朽化して倒壊する可能性もあります。
家が火災や倒壊によって周辺に損害を及ぼすと、所有者の管理責任を問われて損害賠償を求められることもあるため、そうした事態に陥らないうちに処分してしまいましょう。
いらない家を処分する方法
いらない家を処分する方法は、売却・寄付・相続放棄の3つです。
売却する場合、まずは不動産会社に査定を依頼し、家の状況に合わせてそのまま中古物件として売るか、家を解体して更地として売るか決めましょう。
家の状態や立地によっては高値で売却できる可能性もありますが、早く手放したい場合はあえて相場価格より安値で売り出すという手もあります。
国や自治体に寄付する場合は「土地の境界線が明確である」「売却など他の処分方法を試しても処分できなかった」などの条件を満たしている必要があり、管理費用も負担しなければなりません。
福祉施設などの用地を探している法人があれば、そうした法人に寄付しても良いでしょう。
また、家を相続する時点でいらないと判断できる場合は、相続放棄も検討しましょう。
いらない家を処分するときの注意点
いらない家を売却する場合は、家に雨漏りや虫害などの瑕疵がないか、事前に調べておくことが重要です。
不動産の売主には契約不適合責任があり、売却後に瑕疵が発覚した場合は買主から契約解除や損害賠償を請求されるおそれがあります。
また、売却する際は家を空にする必要があるため、家財道具などを処分しなければなりません。
ただし、買主との交渉次第で家財道具ごと売却できる可能性もあります。
一方、相続放棄する場合は預貯金などほかの遺産も相続できなくなってしまううえ、管理人が見つかるまでは管理責任が残るため注意が必要です。
管理人が見つからないうちに家が倒壊し、隣家や通行人に損害を与えた場合には、損害賠償を請求されるおそれもあります。
まとめ
いらない家を早く処分すべき理由と処分方法、処分する際の注意点を解説しました。
いらない家を所有していると税金などを負担しなければならず、管理責任もあるため、できるだけ早く処分することをおすすめします。
売却する場合はまず不動産会社に査定を依頼し、そのまま売るか家を解体するか相談しましょう。
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