木造住宅を購入する際、耐用年数について考えたことはあるでしょうか。
できるだけ長く快適に暮らしていくためには、住宅の寿命やメンテナンスの頻度などを事前に把握しておくことが大切です。
今回は耐用年数とはどのようなものか、木造住宅に住むメリット・デメリットとあわせて解説します。
木造住宅における耐用年数とは
耐用年数は住宅の寿命と勘違いされやすいですが、実はまったく意味の異なるものです。
一口に耐用年数といってもその種類は多く、工学的な判断で決定されるものや市場価値がある期間として算出されるものもあります。
もっとも一般的なのは法定耐用年数であり、減価償却の計算などに使用される税務上の耐用年数です。
すなわち、耐用年数は減価償却ができる年数のことで、実際に住める建物の寿命とは異なります。
ちなみに、現在の木造住宅の法定耐用年数は22年と定められており、法改正前より2年期間が短く設定されています。
木造住宅に住むメリットとは
最近の木造住宅は、気密性も高くなっています。
ほかの構造より柱や梁が多く壁が多くて窓が小さいことが、気密性の高さにつながっているようです。
そのため、冷暖房効率も上がり、少ないエネルギーで室内を快適にできます。
また、以外にも耐火性に優れているメリットもあります。
万が一、火災が起きても木の内部まで燃えるのには時間がかかるため、避難する時間も稼げるでしょう。
構造体の中心は残ることが多く、倒壊するリスクも回避できます。
さらに、木造住宅は建築コストが安いため、低コストで購入可能です。
ただ、使用する木材の種類によって費用は変動するので、予算と照らし合わせながら検討しましょう。
木造住宅に住むデメリットとは
木造住宅のデメリットは、使用する木材や担当する職人の腕によって品質が左右されるところです。
信頼できる施工会社をしっかりと見極め、不安なことや気になることは住宅会社へ伝えるようにしましょう。
また、防音性の低さもデメリットであり、ペットがいる場合や楽器を演奏する場合は入念な対策が必要です。
大きな道路沿いや線路沿いなどは外部の騒音が気になるため、二重サッシにするなど工夫が必要でしょう。
そのほか、シロアリなど害虫による被害を受けやすいのも木造住宅のデメリットです。
防蟻処理された木材の使用や定期的な殺虫剤の散布など、何かしらの対策をおすすめします。
まとめ
木造住宅の法定耐用年数は22年ですが、あくまで税務処理で使用される年数であり、建物の寿命ではない点に注意が必要です。
木造住宅は建築コストが安い、気密性が高いなどのメリットがあります。
一方で、防音性などは低く、何かしらの対策が必要かもしれません。
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