近年では個人情報の兼ね合いから、住んでいる家に表札を出さない方が増えてきています。
マンションの玄関に表札のスペースはあるものの、実際に取り付けるか否かお悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回はマンションの購入を検討されている方に向けて、玄関の表札を付けるメリットとデメリット、表札を付ける場合のポイントをご説明します。
マンションで表札を出さないメリット
まず、規約などがない限り、マンションの玄関先に表札を出すか否かは個人の自由です。
そのため、名前を出したくない場合、表札を付けなくても問題ありません。
実際、表札を出していない部屋がある物件は、全体の4割程度あると言われています。
マンションで表札を出さないメリットは、自分の名前を知られずに済む点です。
名前しか出ていなくても、そこから年齢や家族構成を予想し、訪問販売をしにくる営業もいます。
苗字によっては個人を特定されてしまうこともあるため、プライバシーや防犯を強く意識しているのであれば、表札を出さないのが無難です。
また、玄関まわりの雰囲気を壊さないよう、表札を出さない方もいらっしゃいます。
マンションで表札を出さないデメリット
一方で、表札を出さないデメリットも存在します。
まず、郵便の誤配が起こる可能性が高くなるため、宅配を頻繁に利用する方は注意が必要です。
外観の似たマンションが並んでいると、建物そのものを間違うこともありますが、表札が出ていないと配達員が間違いに気付けません。
表札がないことにより、マンション内のコミュニティに入りにくくなるのもデメリットの1つです。
表札がないだけで孤立することはありませんが、周囲と距離ができやすくなるのも事実です。
周囲とのコミュニケーションが不足していると、普段のご近所付き合いがなくなるだけでなく、災害時にも弊害が生じる可能性があります。
誰が住んでいるか分からないと救助がスムーズに来ず、近隣住民も声をかけにくくなるためです。
マンションで表札を出す場合の付け方や注意点
購入したマンションで表札を付けるとき、すでに表札の枠がある場合と自分で作成して付ける場合があります。
枠がある場合は名前を印刷して差し込めば良いですが、オリジナルの表札を付けたいなら、まずはマンションの規約を確認しましょう。
規約上問題なければ、玄関まわりに合ったおしゃれな表札をつくるのも素敵です。
また、注意点として、表札は悪質な訪問販売や犯罪に利用される可能性があることを覚えておきましょう。
訪問販売が嫌な場合は、家族全員の名前を出さず、苗字のみにするのも手です。
表札にマークが付いている場合、犯罪者が何らかのマーキングをしているため、必ず消しておきましょう。
まとめ
購入したマンションでも表札を出さない方は年々増えていますが、誤配や災害時のことを考えると、一概にどちらが良いとは言えません。
人によって何を重要視するかは異なるため、自分のライフスタイルに合わせて考えてみるのが良いでしょう。
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